「農業」と「食」と「医療」を繋ぎたい!!

まさかの第3弾の最強寒波・・・雪の量もですが、今までにない氷点下。
日中もマイナス気温、夜中はさらに冷え込み-13℃以下という体験したことない気温です。
たぶん放射冷却で冷え込むことも一因するんでしょうね。 水道管が凍る体験はしましたが、まさかのお湯が出ない、なのでお風呂にも入れない・・・
ここまでくると天気を読み解き、対策を講じる必要があると勉強ができました。
今では、オール電化など与えられていることでありがたいこともありますが、現代ではなかなか味わうことのできない環境、便利な世の中だからこそ気が付かないこと、自然と共存する上でどう暮らしていけばよいか?を生きるうえで考える必要もあるなと思いました。

私たちがやりたい農業ってどんなことなんだろう?

今日は少し真面目な話をしたいと思います。

例えば「慣行栽培(つまり化学肥料や農薬使用)」「有機栽培」「自然農法」「自然栽培」などいろいろな栽培方法があると言われています。
もちろん今「オーガニック」「ナチュラル」とかが注目され始めて、少しずつそのムードに動き始めていることは確かだと思います。

ただ、ここからはあくまで私見的な考えなので・・・
購入していただけるお客様は何を基準にして意思決定されているのか?
例えば「有機JAS認証」「減農薬野菜」「GAP」などどちらかというと様々な表面的に情報に左右されている感が否めない感じがしています。
なんとなくこれが安全・安心なのかな?と・・・だから結構迷われる方、というよりよくわからない!!という方もおられるのかも!?と。
多様な価値観や情報過多によって、何を大切にしていきたいのか?を判断できるチカラが今後大切なような気がしています。

もちろん、私たちも決して「慣行栽培」や「有機栽培」などを否定するつもりは全くないのです。
ただ、私たちもいろいろな考え方をもつ生産者と交流していく上で感じたことは、お互いの栽培の考え方を双方自分が正しいという価値観を持っていること、
そして何故か双方の考え方を否定する場面がある!!ということに驚きを感じたことが。

私たちみたいに異業種から参入したものからすれば、何で!?と思うこともあり、お互いに善いと思うものは認め合い、共有して、少しでもお客様に喜ばれることをすればいいのに・・・とシンプルに思ってしまうのです。
化学肥料や農薬が決して悪だという考えも行き過ぎだし、有機栽培だから絶対善いという考えもどうなのかと。
第一次産業として食を支える立場にある以上、そのバランスというのはどうしても必要な場面はあると思うのです。

しかし、私たちはもっと違った観点で野菜作りをしたいというのが本音なのかもしれません。
もちろん、私たちも野菜を育てていく上で、たくさんの野菜を多く方々の届けたいから!!が先走り、最初の年はただ作ることばかりを優先させて・・・

でも悩みに悩み続けて、本当にこれで良いのか?と。 そこで、やっと気が付いたのが「命のありがたさ」だったのです。
どんな環境においても、土や根から野菜が育ち、出来た野菜を食べることで、私たちの命がいただける。もちろん作り手として生活するためにはある程度の収入は必要なのは当然です。

ただ、そればかりを追い求めて本当にそれでいいのか?
結局、その野菜は地球上に存在する土・空気・太陽・水など、そして私たち自身も自然の一部であるのではないか?

地球はそれを無償で与えてくれている。

そこから生まれる命をいただき感謝する意味でも、もう少し大きく言えば地球に、自然に感謝し、必要なものは入れるけど、できれば余計と思われるものを無理して入れる必要はないのではないか?
それが、地球環境にとっても、自然環境にとっても優しくできることなのではないか? と私たちは考えているのです。

私たちの考え方が全て正しいと思っているわけではないのです。
しかし、地球規模で考えて大したことはできないかもしれないけど、足元から些細なことかもしれないけど、出来ることをしたい!!そんな想いが今あるのです。
だからこそ、私たちのキャッチコピーでもある「農業」と「食」と「医療」を繋ぐ!!でもあるように、食を意識し「健康」につながる取り組みが結果として社会的責任(CSR)になるようなことを今後もしていきたいと思うのです。

私たちは、これからも価値観も大切にそして、現在知りえる事実のみを少しでもお伝えして、皆様が考えられるキッカケを創りたいと思っています。

同じような思いがあふれる皆様と一緒に取り組んでいきたい!!のです。