地味に地道に!!草とりノック!!!!!!!!

徐々に陽が長くなってきました。夜19時でもまだ明るいです。
ただ、だんだんと梅雨が近づいているのか、コロコロと天気予報もかわり、時には土砂降りのような雨も降ります。
恵みの雨と言いたいところですが、短時間での降水は野菜にとってはあまり良いものではないのですが、こればかりは自然との共存ですから仕方ないですね。

地味に地道に!!!草とりノック!!!!!!

雨で湿った土のおかげで、草とりするには絶好です!!
草を抜くのにスッと根がキレイに抜けます。
ただひたすら無心で草との闘いスタートです(笑)

にんじん畑

せっかく発芽して葉が展開しつつあるので、根を傷めないように。
とりあえず完了です。見違えるほどキレイに♬
ただよく見ると、課題も発見。発芽数にも、そして種まき間隔が予定していたより少し広かったです・・・まだまだですね!!

アスパラガスの畑

ものの見事に、雑草で覆いつくされた畝(笑)
なんとか今日一日で半分程度を終えました。なによりもこのキレイになった時の達成感がたまらなくうれしい瞬間です♬
残り約半分、明日も引き続き草とりです!!

農家さんって儲かるの?

よくこんな質問を受けることがあります。
「農家さんって儲かるんですか?」
正直なところ、雨や雪が降らない限り365日年中無休状態なぐらいでも、生計をするのがやっとな方が大半ではないでしょうか。北海道や農業大国と呼ばれる平野部で一つの畑が大面積かつ、機械導入などで少ない人数でも運営できるところがそこそこみたいな感じかもしれません。もちろん販売の仕方なども違うのですべてがそうだとは限らないと思いますが。

ただ、こちら中山間地域のように一つの畑の面積が小さく、点在していることでどうしても大型機械などの導入がしづらく、また私たちのように新規就農組にとっては機械や設備投資はどうしても負担になりがちです。
きっと現在高齢化とともに農業生産人口が減っているのも、何かしら原因があるのかもしれません。
よく聞くのは、今まで農業していたけど後継者がいない(担い手がいない)とか、もしくはあまりにも生計たてるのが大変だから、後継者には普通の職業を勧めていたりなど・・・また、先代から受け継ぐ土地を守るために致し方なくとか・・・

では、なぜ私たちのように別の業界からわざわざ農業をしに来たのか?
もちろん故郷愛もありますが、言葉で言い表せないような「お金には代えられない価値」があるからなんです。生計をたてるのは大変ですが、何とも言えない幸福感というか、充実感があるんです。毎日家と畑の往復です。何が面白いの?と笑われるかもしれません。でも楽しいんです♬

現在、すごく興味を示して未来ある若者で農業を志す方がいますが、中途半端な気持ちではやっていけないと思います。
それなりの覚悟が必要だと思いますし、もし仮に農業生産人口が減っている今だからこそビジネスチャンスと捉えて、簡単に儲けられると安易に考えているのであれば、ハッキリ言っておすすめはしません。サラリーマンをしているほうがよっぽど安定した生活ができると思います。
だから?と思われる方もいるかもしれません。それは多様な価値観があるから仕方ないと思います。
ただ地域の農業をされている方々のお話しを聞く中で、あくまで私たちが「農業の原点や本質ってなんだろう?」と考えたとき、そもそもは「自給自足」がベースにあるのかなと。自分たちで食べるモノは自分たちで作り、そしてご近所や知り合いに分け合ってお互いを助け合う。出来上がったものをみんなで喜びを分かち合う。
ボランティアとまではいかないけれど、その延長線上に対価としてのお金が発生しているのかなと思うわけです。
結構ここの原点というものを忘れてしまいがちのような感じがしているのは私たちだけではないと思います。
だからこそ本来あるべき姿を伝え残していきたいコミュニティ的な発信源としてのモデルを私たちは目指しているのです。

「垂直仕立て栽培」

今日は「落花生」と「ズッキーニ」を垂直仕立てしました。
今一度「垂直仕立て」するとなぜいいのか?ですが、人間にもホルモンがあるように、植物にもホルモンがあります。それを最大限活性化させることで病害虫にも強くなり、元気な野菜ができるのです。詳しく説明すると・・・って一部かもしれませんが(笑)

①「オーキシン」・・・新芽部分で生成されます。重力方向に移動するので根を増やす働きがあります。
②~⑤は細根部分で生成されます。
②「ジベレリン」・・・発芽促進、茎を伸長させる、熟期を遅らせる、糖度を下げる、着花を阻害、結実と初期肥大促進
③「サイトカイニン」・・・細胞分裂を促進、花を増やす、傷口の融合促進
④「エチレン」・・・病虫害を防ぐ、熟期促進
⑤「アブシジン酸」・・・糖度を高める

かなり専門的な用語ばかりですが、シンプルに考えると要は「垂直仕立て」することで、このそれぞれの植物ホルモンが活性化させることが可能であるから限りなく「無施肥・無農薬」での栽培も実現できるということなのです。
私たちも一つ一つ研究と実験を繰り返しながらではありますが、本気で取り組めば毎日植物と向き合うと意外な発見があるのです。

ということでまずは「落花生」です。

私たちなりの見解ですが、垂直仕立てすることで、落花生の樹を大きくさせてあげることで、より多くの花がつくことが可能かなと。
つぼみが出来た段階で、紐を外して落花させれば、その分多くの豆が土の中で出来上がるのではないか?と考えています。

つぎに「ズッキーニ」です。

こちらも同様で、垂直仕立てすることで、より多くの新芽を出させることで、その分多くの花が付くのかなと。
その花が受粉できれば、ズッキーニができる!!と感じています。

こんな感じで、今日の畑仕事を終えることができました。
明日もたぶん草とりからのスタートですね(笑)頑張ります!!