酷暑!!自然の猛威、怖さ!!

いよいよ本当にどうなってしまうのか?というぐらい、雨が一滴も降らない酷暑が続いています。
そんな中、台風13号が小笠原諸島付近に発生!!
進路予報では北に進むとのことですが、仮に北に進めば季節的に産地の北日本・東日本は大打撃でしょうし、先日の12号のように高気圧の影響で東から西への進路になるとすると・・・自然の猛威の怖さを思い知らされそうです。
今までの常識が通じなくなってきている、予測不能な環境の変化に私たちはどう考えなければならないのか?をしみじみ思います。

いよいよヤバくなってきた・・・

ウソのようなぐらい雨が一滴も降らない・・・夕立さえも降らない・・・
もう、すべきことは例えすずめの涙でも潅水するしかないです。
秋の収穫が待ち遠しい「里芋」「さつま芋」
例年ならそれなりの雨量と潅水でしのげるはずなのですが、今年はとうとう枯れ始めてきています・・・

なので、とにかく里芋を守るためにも、たとえすずめの涙としても潅水作業です!!
昨日もたったこれだけの面積ですが約1tの量!!時間にして約1.5時間。
ただ、これも降雨量で計算すると1時間当たりで約3mm程度・・・本当にごくわずかなのです。でもあげないよりはマシ!!と思い奮闘しています。

続いて「さつま芋」にも!!

やはり圧倒的に雨量が少ないのか、生育スピードも少し遅い気がします。
ただそれでもまだ何とか!!と耐え抜いてくれています。なのでこちらもひたすら奮闘しながら潅水です。

今年以上のような暑さを正直感じたことがないぐらいです。
ただこんな時だからこそ、ある意味色々なことを自然から学べることをたくさん得ています。
やはり人間も植物(野菜)も「命の源は水!!」ということを思い知らされています。

「エシカル」かつ「サステイナブル」な農業を目指して!!

この暑さで、私たちも正直体力の限界を感じ始め、どんなに人間が頑張ったとしてもどうにもならないときがあると感じています。
収穫、出荷、栽培管理、潅水、そしてこの時期は秋冬の栽培準備と時間がいくらあっても足らないのが現状です。
全国あちこちで秋冬の準備を始めるも、発芽してもこの暑さで枯れてしまいやり直しとか、色々容易ではないことが沢山あるみたいです。

しかしどんな過酷な状況においてもできることはする!!です。

が・・・トマト、きゅうりは間に合わずとうとう枯れてきて、壊滅状態です・・・

だからこそ私たちはそんな環境の中で学んだこと・・・
色々と賛否両論あるし、様々な意見もあるかとは思うのですが、やっぱり私たちは自然環境を真剣に考えること「エシカル」
そして持続可能なことを目指す「サステイナブル」な農業を目指したい一心です。事業をするうえで利益も大切ですが、それ以上に・・・

だってもう大量生産・大量消費の時代は終焉を迎えているように思うし、それよりも本当の意味で自然環境に配慮したことを行動していかねばならないと感じているからです。
これは農業の世界だけでなく、漁業だって、畜産や酪農だって、その他業界すべてに共通して言えることだと思えるからです。

良いも悪いも、私たちは野菜たちが育つその背景というか、エンドユーザーの方々が知らないことをとにかく発信していきたい!!と思っています。

さて、明日酷暑予報!!
どこまで身体がもつかどうかわかりませんが、ただひたすらお野菜たちと向き合い、守れること、できることはとにかくする!!
この一心で明日も頑張ります!!(そろそろ秋冬の準備も始めないと・・・と焦りもありますが (笑))