こごみ

コゴミは山菜特有のアクが少なく、苦みがないので、食べやすい部類に入り、山菜の苦みが苦手な人でも口にしやすいです。

個性的な形状の山菜「コゴミ」
柔らかい噛み応えと多少のねばりが独特な食感のコゴミは、日本全国で自生する山菜で、正式名称「クサソテツ」と呼ばれるシダ植物の一種です。
新芽のものを、食用として利用します。コゴミの特徴は何といってもその形状で、新芽は茎が先端でツルのように丸まり葉っぱが軸の中につまっています。
この様子を「人がかがむ姿勢」に似ていることから、「かがむ」→「コゴミ」へとなまったのではないかといわれています。
色合いも鮮やかな緑色なので、コゴミを口にできる季節になると、春を感じる人も多いはず。また、成長すると羽状の葉がいくつも連なり、状態がよいものは観賞用の植物としても好まれます。
コゴミの旬は雪が解けて地面が見え始めたころに目を出すので、3月頃から少しずつ採取が可能になります。4月に入ると採取量も増えていきます。

コゴミは他の山菜と比べるとアクが少なく、苦みやえぐみのないマイルドな味わいがあります。このため、採れたてであれば、生の状態でも味わえますが、メニューによっては下処理が必要なので注意が必要です。

コゴミの頭の部分につまっている葉っぱは、枯葉やごみなどが入っている可能性が高いので、できるだけ取り除いて水で軽く洗ってください。鍋でお湯を沸かし、沸騰させたら塩を少々加え、コゴミを入れて1~2分茹でます。その後色止めのために冷水にひたし、鮮やかな緑色になったら完了です。下処理をしたコゴミは水気をしっかり取り、袋で小分けにして冷凍保存も可能です。多少食感は変わるが、コゴミはたくさん採取できる山菜なので賢く保存しておきたいですね。

コゴミの調理方法として、ポピュラーなのが天ぷらです。コゴミは水で洗い、先端の葉を取り除き、小麦粉と水、卵、塩などを合わせた衣にコゴミを絡め、フライパンに油をたっぷり加え熱したら加えて揚げます。揚げたてのコゴミの天ぷらは、塩でシンプルに食べるのがおすすめです。

またおすすめしたいのがゴマ味噌和え。下処理をしたコゴミに、タレを絡めればいいので簡単にできます。
白ゴマをすり鉢でつぶしたもの、もしくは白ごまペーストに味噌を合わせ、砂糖や塩を加えてよく混ぜ合わせてください。タレに食べやすい大きさに切ったコゴミを加え、しっかりあえれば完成です。隠し味としてマヨネーズを少量加えると、マイルドでコクのある味わいになります。

栄養価: 
不溶性食物繊維
胃や腸の中で膨らみ満腹感を感じやすいのが特徴とされている不溶性食物繊維。さらに腸の動きを活発するといわれています。
βカロテン他
コゴミの鮮やかな緑色のもとであるβカロテンには、抗酸化作用があります。美容や健康の成分としても名高いビタミンEやビタミンCが豊富に含まれています。

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