自然に抗わない!!植物が喜ぶことをする!!!

なかなかブログを更新することができないぐらい忙しく感じる日々の連続・・・
やることをピックアップしながら、一つ一つクリアにしていき、やっとですが時間をうまく使えるようになってきました♬

自然に抗わない!!植物が喜ぶことをする!!!

10月3日、周防大島道法スタイル研究会主催による「道法スタイル栽培セミナー」がこの邑南町で開催されました。
本来もっている「植物ホルモン」の特色を学ぶことで、無肥料・無農薬を実現できる勉強会です。
午前中は座学、午後からは圃場実習により、より理解を深めていきます。
今回は各地から約20名近い参加者となりました。

まずは座学です!!

実際、長い棒を樹に見立てて、垂直仕立てにしたときと、そうでないときとの違いを講義してもらっています。

樹の状態と、土の中の根の状態がどんな風になっているかも写真や動画で学びます。
一回だけ参加してもなかなか理解できないものが、実践し検証しているからこそ、また複数回参加していくことで理解が深まる感覚を受けています。

そして今回の秘密兵器はこちら!!

家庭用スポンジを使い「植物ホルモン」がどうなっているのかを「見える化」です。
どの植物ホルモンが増えていくと、どの植物ホルモンが減っていくのか?そしてそれが植物にとってどう影響するのか?がわかりやすく講義を受けることができました。

座学のあとは、美味しい昼食タイム♬

季節的に新米もあったので、これ以外にも塩むすびや季節のおかずが盛りだくさんで舌鼓できました。

午後からは私たちの圃場ならびにお師匠さんの圃場での剪定講習でした。

私たちの圃場では、間もなく終了近い果菜類で、管理が行き届いていなかったこともありました。課題があることを痛感しながらも、何をどうすればさらに良くなるのかを具体的に実技で学びました。
しかし、秋冬で準備していた「じゃがいも」の垂直仕立てでは・・・

生育の良い状況にお褒めの言葉もいただき感無量♬
垂直仕立てをしてその時に計測した生育の高さが約30㎝だったのが、約10日後のこの講座時点で約50㎝にまで!!
非常に楽しみな収穫が出来そう♬とのお話しでした。

続いて、お師匠さんの野菜圃場にて。

垂直にする方法も様々ですが、人の背丈を超える生育です!!

やっぱりお師匠さんはスゴイ!!とあらためて思いましたし、まだまだ勉強させてもらわねば!!と感じました。

最後は落葉果樹を実際「植物ホルモン」の考え方に沿って、チェンソーや剪定鋏を使って実技でした。

私たちなりにたぶんあの部分を剪定するのだろうかと仮説を立てながら、勉強です。だいぶ剪定についても理解が深まりました。
このように、見事に立枝がキレイに!!

樹が喜び元気になっているような感じを受けました♬

今回のセミナーを受けて感じたことは・・・

①いかに植物が喜ぶことをしてあげるのか?
それは自然に対して抗わないことであり、そこには様々な理論や方法がたくさんあるけれど、たまたま私たちがやっていきたいことがこの道法スタイルに当てはまったことでさらに勉強していきたいと思いました。
また、単なる美味しさだけではなく、みんなで「幸せを分かち合える」そんな野菜を作っていきたい!!と感じています。
樹の状態をシンプルに捉えれば、人間でも同じように「健康」と思える人の姿勢は、背筋がピンと伸びているのと同じで、植物においても「健康体」としてとらえて背筋を伸ばすこの垂直仕立ては理にかなっていると思った次第です。

②まず「やってみる」ということ。「やってみる」ことが結果として、それが良いのか間違っているのか?を考えることができ、そして課題が明確になれば次に生かして改善すればよいこと。やらなければ見えてこないことはたくさんあり、また継続してやり続けることが大切であることだと。
別に農業だけに通じることではなく、すべてのことに対して言えることだなと学びました。
これもいつも勉強させてもらっている、鎌田真司氏の「PPDCA」サイクルを実践することと同じと感じました。

今学んでいることが最近全ての点が繋がり始めていることを実感しています。

最後に、みんなで記念撮影♬

今後も継続して学んでいくために、またここ邑南町でセミナーが開催できるように準備していきたいと思います。
この場をお借りして、周防大島道法スタイル研究会の皆様、そして道法先生、ありがとうございました。