邑南町の「自然・文化・歴史」の宝物♬ご紹介①

私たちが住む邑南町の「自然・文化・歴史」のお宝を数回に分けてご紹介いたします。

移住して早5年目を迎えますが、まだまだ私たちが知らない邑南町の良さがたくさんあることはなんとなく感じていたのですが、なかなかそういった機会に恵まれず・・・
もともと邑南町は3町村が合併してできた町です。そのため非常に広いエリアで「石見エリア」「瑞穂エリア」「羽須美エリア」と3つの分かれて、今回10月・11月・12月各3回にエリアごとに分けて開催される邑南町観光協会が主催認定する「ガイド養成講座」に参加してきました!!
地元の人もあまり知られていない穴場やパワースポット、自然の迫力、文化や歴史の厳かな雰囲気、目で見て肌で感じることができました。

歴史文化財「満行寺」「天蔵寺」「西隆寺」

「満行寺」

元は阿須那地区にあったものが、久喜銀山が盛んな頃に大林地区に移り、江戸時代初めに現在地に移ったと伝えられる寺になります。

本堂の構造も他の浄土真宗の寺とは変わっています。
特に正面の龍や唐獅子の配置が、通常は龍が正面にいるものがこちらのお寺は唐獅子になっています。

写真ではわかりずらいですが、鐘のお堂が特別な造りになっています。

高台のところから景色全体を!!最高の秋晴れです♬

こちらで特に著名なものが、本堂の北側にある鏝絵(こてえ)です。

「天蔵寺」釈迦如来立像

続いては邑南町指定文化財の登録されている「天蔵寺」へ。

こちらの正面、先ほどの「満行寺」とは違いが判りますか?
正面に配置されているのは龍です!!

お堂の中に入ると何とも言えない厳かな雰囲気が漂います。

そしていよいよ庭のお堂に安置されている「釈迦三尊立像(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)」です。

 

このうち釈迦如来立像は京都清凉寺の如来像の影響を受けているとされ、全国的にも極めて貴重のものだということです。
また、写真ではわかりづらいかもしれませんが、頭?髪の形が他のものと違うことがわかります。

またこちらも写真がうまく撮影できなかったのですが、足元を見ると・・・少し開いているんです。

そしてこちらの菩薩は、なんとなくわかりますか?身体がすこし腰あたりから曲がって立っているんです。

このように非常に珍しいものがこの邑南町にはある!!ということがわかってもらえると思います。
この場所からまた全体の風景を♬また違った場所から素敵な光景です!!

「西隆寺」

現在は無人寺ですが、本尊の大日如来は元賀茂神社の三十塔の安置されていたものが塔廃却後にここに移されたと伝えられています。
石階段を上がったところです。

そしてここで特に貴重な歴史を知ることができるのがこれです。

釣鐘として使用されていますが、実はこれは鉄鍋です。第2次大戦中、外国から油が調達できなかったことから燃料を作るために松性油をとるために使用された鉄鍋だとのこと。歴史を感じる一場面です。

そして、町指定文化財に登録されている大日如来座像です(邑南町では一番古いものでありますが、生で見ることはできませんでした)

 

そして境内にある印塔は宝暦3年(1753年)に立てられたもので町内でも最大級のものだそうです。

一つ一つを少しずつですが見ていくと、厳かかつ神秘さえ感じ、また歴史の重みをたくさん感じます。
こちらからも全体の風景を撮影♬
どの場所からも違った風景を見ることができます!!

いかがでしたでしょうか?
まだまだたくさんのものがあってご紹介できなかったものもありますが、ぜひご興味のある方はもちろん、地域を知るうえでとても大切な場所であることは間違いないと感じています。
これからも少しずつですが、このようなブログも投稿していこうと思います。
お楽しみに♬